私たちは日々生活する中で、決断して行動という行為を繰り返しています。
ほぼ無意識に行っているものから、一生を左右するものまで、
ありとあらゆる行動には、決断や判断が伴います。
決断の種類にもよりますが、なかなか決断ができなくて悩んだ経験が、
みなさんも必ずあるはず。
人によっては、優柔不断がコンプレックの方もいらっしゃるのでは?
本記事では、決断力を高めるための方法を紹介します。
プロジェクションバイアスを理解する
プロジェクションバイアスとは、「現在の感情」をベースに、「未来もきっとこうなる」と考える心理状態のことです。
冷静に考えれば、現在の状態や感情がずっと続く保証はないとすぐわかるのですが、気分が高揚しているときは忘れてしまう。それがもとで、何度も何度も同じ後悔をする。
例えば、
買い物に行って、何気なく気に入って必要ないものを買ってしまう。
お腹がすいて食事に行ったら、ついつい注文しすぎて食べきれなかった。
誰でも1度ならず経験しているはず。
これはだもが、もっとも引っ掛かりやすい 決断をあやまらせる状況で、 「現在の感情」は「決断の質」を大きく左右します。この「現在の感情」でi意思決定をしてしまう仕組みを、心理学の世界では「プロジェクションバイアス」と呼ばれています。
例えば、
空腹のときに、レストランに食事に行ったとき、ついつい注文しすぎてしまう。
ショッピングモールで、必要のないもを、買ってしまう。
いずれも、その時の感情にとらわれて、判断が歪められている状態です。
これは、バイアスなので、だれでも本能的に陥る罠なのです。
これを、自覚することで、プロジェクションバイアスの罠に引っかからずに済みます。
プロジェクションバイアスを克服するには
では、このプロジェクションバイアスにとらわれず、的確に判断するにはどうしたらいいでしょう。
コロラド大学の研究の結果では、プロジェクションバイアスを克服するには、その結果によっておきる将来に近い状況に近づける、または想像するのが有効とされています。
未来にどのような状況感情になるかは、体験してみないと実際にはわからないわけですが、少し状況を近づけるととで、予測するするということのようです。状況を近づけることが難しい場合は、シュミレーションしたり、過去の失敗から予測をすることで、同様の効果が得られると思われます。
例えば、お腹が空いている時にスーパーに行くとついつい買いすぎてしまったり、お腹が空いている時に食事に行って注文すると、ついついそ頼みすぎてしまうということもあると思います。
これもプロジェクションバイアスの説明でよく出てくる事例です。
「飢餓」とゆうのは、生命維持のための基本の生存要求にかかわる部分なので、より強いバイアスがかかわる場面です。
バイアスに対抗するには、空腹時は避けて買い物をするといった状況を変えることで対処できます。または、バイアスがかかる前の冷静な感情の状態で、買い物リストを作っておくことで、対処可能です。
食事の時も、食べ終えたあとの満腹感をイメージすることで、プロジェクションバイアスがかかっていることを自覚できれば、冷静な判断がしやすくなります。
感情が伴う判断を必要とする時には、シュミレーションでもいいのでできるだけ同じような状況にした上で決断するとよいということです。
まとめ
現在の感情にとれわれ、プロジェクションバイアスの罠に陥らないように、まずは自覚すること。
バイアスを自覚したら、シュミレーションをしてできるだけ将来に近い感情を疑似的に作り、冷静になってから、決断をくだしましょう。
自覚するだけでも、日ごろから、プロジェクションバイアスの罠に引っかかっているか気づきます。より良い決断は、よりよい結果へとつながります。
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